イヤーモデルの企画からデザインができるまで
日本屈指の宝飾産地である山梨県甲府市。
そんな甲府で、山梨ジュエリープロジェクトは立ち上げられました。
山梨ジュエリープロジェクトで使用しているKoo-fu地金は、品質のよい地金だからこそ扱いが難しく、選りすぐりのジュエリーメーカーのトップクラフトマンにしか加工できません。
そのため、このプロジェクトには、山梨県内でKoo-fu地金を扱える会社のうち6社のみが参画しており、この地金を使用したKoo-fu Weddingのブライダルジュエリーを製作しています。
今回は、Koo-fu Weddingのイヤーモデルの企画からデザインができるまでのプロセスを紹介したいと思います!
コンセプト企画
プロジェクトチーム全体で、イヤーモデルのコンセプトを考えます。
デザイン案の絞り込み
各社のデザイナーがデザイン案を複数出し、プロジェクトメンバーで意見交換しながら、コンセプトに合った1案に絞り込みます。
手書き/CADデータのチェック
絞り込んだデザインをもとに、平面の設計を行い、修正箇所をチェックします。
原型の製作
平面のデータをもとに立体画を作成します。
平面の時よりも、シルエットやボリュームの調整を加えた、よりリアルな型の作成を行います。シリコン型を作って蝋を流し込み、形の確認を行います。
デザインチェック
最終的なデザインを形に起こしてチェックします。原型を見ながら、リングのデザインとして修正点はないか、Koo-fu Weddingのラインナップとして適しているかなどを、プロジェクトメンバーで話し合います。
最後に、山梨ジュエリープロジェクトで使われているKoo-fu地金の特徴を紹介します。
一般的に広く使われているプラチナは、Pt1000という純度100%のもので、白く美しいのが魅力ですが、比較的柔らかいため衝撃に弱く、すぐ曲がったり傷がついたりしてしまいます。そのため他の合金と混ぜて使用することで強度を上げるのが一般的ですが、混合することによる変色が起こると美しさが半減してしまいます。
今回のプロジェクトで使用されているKoo-fuはPt950。
従来のプラチナよりも硬いため傷つきにくく、それでいて美しい白い輝きを保持できる夢の地金なのです。
そんなKoo-fuを使って鋳造する2023イヤーモデルの新作発表会を11月3日(木)に開催することが決定いたしました!
イベント詳細はこちらから:https://koo-fu.com/blogs/news/event202211
ぜひ楽しみにお待ちください。